レーサム田中剛の真意とは?メガ再編の裏に潜む不動産再生の全貌
東京のオフィス街に衝撃が走ったのは、ヒューリック株式会社による大型のTOB(株式公開買付け)が発表された瞬間だった。香港の著名アクティビストファンドであるオアシス・マネジメントが保有していた株式を巡り、水面下で繰り広げられた熾烈な駆け引き。1000億円を超える規模のメガディールは、株式会社レーサムの特異な企業価値を白日の下に晒すこととなった。
なぜ旧来型の不動産ディベロッパーが、ここまでこの企業に執着したのか。答えは明白だ。単なる土地の転売ではなく、老朽化したビルに独自のコンセプトと圧倒的な付加価値を吹き込む「仕入力と企画力」の結晶がそこにあったからに他ならない。