レアアース規制で半導体危機?中国の狙いと日本の脱依存最前線

レアアース規制で半導体危機?中国の狙いと日本の脱依存最前線とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

輸入依存からの脱却を目指す日本において、最大の切り札として注目を集めているのが小笠原諸島・南鳥島沖の排他的経済水域(EEZ)に眠る海底レアアース泥です。水深約6,000メートルの海底には、日本の国内消費量の数百年分に匹敵する高濃度のレアアースが存在することが確認されています。

東京大学やJOGMECを中心とする研究チームは、深海からの連続揚泥技術の実証実験を進めており、商業化に向けたステップを着実に踏み出しています。南鳥島のレアアース泥には、ハイブリッド車やEVのモーターに不可欠なジスプロシウムやテルビウムが極めて高い比率で含まれている点が特徴です。

ただし、大水深からの安定引き揚げに伴うコスト採算性や、過酷な海洋環境下での採掘装置の耐久性、環境への影響評価など、クリアすべきハードルは依然として残されています。国家プロジェクトとしての長期的な投資と技術革新の持続が、商業生産の成否を分ける鍵を握っています。

関連記事