熱狂の時代を彩った美神たち!昭和グラビアアイドルの光と現在
昭和後期、グラビアはアイドルの登竜門から、日本の芸能界における権力構造の頂点へと躍り出た。雑誌の表紙を飾ることは、即座に歌番組のプライムタイム出演や映画の主役抜擢に直結していたのである。
グラビアアイドルとして頭角を現したタレントたちは、テレビドラマのヒロイン、CMの女王、果ては歌手としてチャートを席巻していった。雑誌メディアがファンを生み、テレビがそれを巨大化させ、映画が神話化する――この強固なメディアミックスのプロトタイプは、まさに彼女たちを触媒として完成した。
当時の芸能事務所と大手出版社は、時に激しく衝突し、時に共謀しながら、大衆が何を欲望しているのかを冷徹に見極めていた。水着一枚で全国区の知名度を獲得し、時代のアイコンへと駆け上がっていくシンデレラストーリーは、昭和という上昇志向に満ちた社会の縮図でもあったのだ。