【2026パ・リーグ激闘録】北の大地で爆発した若き才能の衝突!日本ハム対西武が示した新時代の覇権争い
だが、西武ライオンズの投手層の厚さは伊達ではない。先発のマウンドに上がった今井達也は、立ち上がりこそ制球に苦しんだものの、圧巻のギアチェンジを見せた。ピンチを迎えるたびにギアを上げ、158キロの真っ直ぐと切れ味抜群のスライダーで相手のバットに空を切らせる姿は、まさにエースの風格そのものだ。
中継ぎ陣へと引き継がれた終盤、平良海馬がマウンドに上がると球場の空気は一変した。縦に落ちるカットボールと、打者の手元で伸びる直球のコンビネーションに、ファイターズ打線は完全に翻弄される。敗戦の中でもライオンズが誇る「投手力」の凄みは、敵地に集まった観客の背筋を凍らせるのに十分だった。