千葉雄大ドラマの進化論!愛されキャラから怪演まで歴代傑作を追う
現代の日本のテレビドラマ界において、荒唐無稽な設定を説得力あるエンターテインメントへと昇華させられる俳優は稀有だ。NHK総合テレビジョンで放送された『いいね!光源氏くん』は、まさにその才能が爆発した傑作である。
平安時代からタイムスリップしてきた光源氏という難役。貴族特有の優雅な所作を完璧にトレースしつつ、抹茶パフェを食べて感動のあまり和歌を詠むというシュールな展開を、一切のブレなく演じきった。ただのラブコメディにとどまらず、異文化に戸惑いながらも他者を思いやる温かなヒューマンドラマへと着地させた手腕は、芸術祭賞をはじめ各方面から絶賛を浴びた。