プロ野球の時短革命!ピッチクロック導入と新ルールが変えた観戦術
試合時間が大幅に短縮された最大の推進力は、間違いなくピッチクロックの本格導入だ。投手がボールを受け取ってから投球動作に入るまでの秒数を厳格に制限するこのルールは、当初グラウンド内に少なからず波紋を広げた。捕手とのサイン交換に時間をかけ、マウンドを外して間合いを測る――そんな長年のルーティンを封じられた投手陣の苦悩は浅からぬものがあった。
しかし、フタを開けてみれば選手の順応力は凄まじかった。投球間隔の無駄が極限まで削ぎ落とされた結果、かつて3時間20分前後で推移していた平均所要時間は、3時間未満の攻防が日常の光景へと塗り替えられた。試合の膠着状態が解消され、アクションが連続して押し寄せるノンストップな試合展開。これこそが、ファンが長年待ち望んでいた密度の濃い野球の姿である。