大阪で過去最大の地震は?震度6弱の真実と直下型・南海トラフの脅威
観測史上最大の記録が震度6弱にとどまっているからといって、大阪で「震度7」が起きない根拠にはなりません。日本の地震史を調査すると、大阪平野は過去に複数回、震度7クラスの壊滅的な揺れに見舞われています。
その代表格が、安土桃山時代の1596年に発生した「慶長伏見地震(けいちょうふしみじしん)」です。有馬-高槻断層帯および六甲断層帯が活動したと考えられているM7.5前後の内陸直下型地震で、京都の伏見城天守が大破しただけでなく、大坂(現在の大阪)の城下町や港湾部も甚大な被害を受けました。古文書の記録から推定される当時の揺れは、現在の震度階級で最大震度7に達していたと分析されています。
さらに遡れば、天正地震(1586年)や南海トラフを震源とする過去の連動型地震(宝永地震、安政南海地震など)においても、大坂の町は強い揺れと津波によって壊滅的な被害を被ってきました。地質調査により、大阪平野の直下に走る活断層は約数百年から数千年の周期でM7〜8級の地震を繰り返していることが判明しており、歴史的に見ても大阪における震度7の発生は決して絵空事ではありません。