自己批判で心は壊れるのか?成長を生む正しい内省法と脱出ステップ

自己批判で心は壊れるのか?成長を生む正しい内省法と脱出ステップ

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心理療法の歴史において、自己否定の病理にいち早く切り込んだのが論理情動行動療法(REBT)の創始者アルバート・エリスである。エリスは、人間を苦しめるのは出来事そのものではなく、「私は常に完璧でなければならない」「失敗する自分には価値がない」という非合理的な思い込み(イラショナル・ビリーフ)だと見抜いた。

エリスの理論を汲む認知行動療法は、自己を無条件に裁く思考パターンを解体する手法として世界標準となった。過剰な自責グセを持つ人は、自らのミスを「能力の欠如」や「人間性の否定」へと短絡的に飛躍させてしまう傾向がある。

アメリカ心理学会(APA)が発表した包括的な臨床レポートでも、慢性的かつ過度な自己叱責がうつ病、燃え尽き症候群、さらには心血管疾患のリスク上昇と直接相関していることが報告されている。自分に厳しくあることがプロフェッショナルの条件だと盲信する代償は、個人の心身を破壊するほどに重い。

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渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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