遠藤憲一の学歴と生い立ちに迫る!高校中退の理由と無名塾の挫折秘話
何者でもない自分に焦りを感じていた20歳前後の頃、遠藤さんの運命を変える転機が訪れます。偶然目にした劇団員募集の広告に惹かれ、「自分も何か表現する仕事をしてみたい」と演劇の世界へ興味を抱いたのです。
遠藤さんが挑んだのは、名優・仲代達矢さんが主宰する演劇界の最高峰「劇団無名塾」の選考オーディションでした。数百倍の倍率を誇る超難関でありながら、遠藤さんは天性の存在感と独特の雰囲気で見事に合格を果たします(第4期生)。同期には名バイプレイヤーとして知られる益岡徹さんらがいました。
しかし、名門に入塾したのも束の間、遠藤さんはまたしても大きな挫折を味わいます。無名塾の徹底した規律、早朝からの長距離ランニング、徹底的な発声練習といったストイックな軍隊的基礎訓練に心が折れ、わずか10日あまりで夜逃げ同然に脱退してしまったのです。
「せっかく掴んだチャンスを自ら投げ出してしまった」という強烈な自己嫌悪と挫折感は、遠藤さんの胸に深く刻まれました。しかし、この手痛い挫折こそが「今度こそ役者として本気で生きていく」という覚悟を芽生えさせる決定打となりました。