血圧の薬とグレープフルーツ併用は命取り?医師が警告する真実
薬の効き目が異常に増強されると、深刻な低血圧状態に陥る。立ち上がった瞬間に目の前が真っ暗になる立ちくらみや、脳血流の急低下による失神、ふらつきによる転倒事故が頻発する。特に高齢者の場合、室内での転倒が大腿骨骨折や頭部外傷につながり、そのまま寝たきりになるリスクも否定できない。
さらに、血管が急激に広がることで反射性頻脈や顔面の激しい紅潮、締め付けられるような頭痛が現れることもある。心臓に持病を抱える患者では、急激な血圧変動が狭心症や不整脈の発作を誘発する引き金になりかねない。
医薬品医療機器総合機構(PMDA)や厚生労働省、そして日本循環器学会の各種ガイドラインでも、カルシウム拮抗薬と柑橘類の相互作用による重篤な健康被害への警戒が呼びかけられている。単なる「お腹の不調」では済まされない事態が、体内で進行するのだ。