Vivant太田梨歩の真相!天才ハッカーの裏切りと続編の伏線
主人公・乃木憂助(堺雅人)をはじめとする関係者が事態の収束を図るなか、太田梨歩の持つサイバー能力は物語のパワーバランスを幾度となく塗り替えた。一見すると被害者のように見えた彼女が、実はシステム操作の主導権を握っていたという倒叙構造の面白さは、劇中でも屈指のサスペンスを生み出している。
丸菱商事の内部サーバーに侵入し、ログを改ざんする手口の鮮やかさ。その一方で、彼女自身もまた巨大な陰謀の駒として利用されていた悲劇性が漂う。システムを支配する神のような万能感と、生身の人間として追い詰められていく脆弱さ。この二面性こそが、物語を単なる勧善懲悪から一重にも二重にも深い心理戦へと引き上げた要因である。