【2026年最新ルポ】自衛隊の中枢を守る「朝霞駐屯地 朝霞門」——厳戒警備と変わりゆく街並みが交差する現場から
朝霞門を起点に周辺を見渡すと、ここ数年の街の変貌ぶりに目を見張る。東武東上線朝霞駅から駐屯地へと続く道路網は再整備が進み、かつての泥臭い基地街の面影は薄れた。真新しいマンションやスタイリッシュなカフェが立ち並び、ファミリー層の姿が目立つ。アクセス性の向上に伴い、朝夕の門周辺の交通量は急増した。
「昔はもっと静かな場所でしたよ。いまは朝になるとバスやトラック、それに自衛官の通勤の車がひっきりなしに行き来しています」と、近くの老舗商店の店主は語る。都市化の波が防衛の最前線へと押し寄せ、静寂と活気が不思議なグラデーションを描いている。