突然のふらつきに即効!専門医も推すめまい改善ツボの正しい押し方
めまいの背景には多種多様な原因が潜んでいる。セルフケアを安全に行うためには、自身の症状がどの病態に近いのかを大まかに把握しておく視点が欠かせない。
もっとも頻度が高いとされる「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」は、内耳の耳石器から剥がれた耳石が三半規管に入り込むことで起こる。寝返りを打った瞬間や起き上がった瞬間に数十秒程度の激しい回転性めまいが生じるのが特徴だ。この場合、ツボ押しは首周りの緊張や不安感を和らげる補助にはなるが、根本解決には頭の位置を動かして耳石を元の位置に戻す理学療法(エプリー法など)が有効とされる。
一方、内耳のリンパ液が過剰に溜まる「メニエール病」では、回転性めまいとともに強い耳鳴りや難聴、耳閉感が反復して現れる。激しい発作の最中に無理にツボを強く刺激すると、かえって迷走神経反射を誘発して吐き気を悪化させる危険がある。発作時は暗く静かな部屋で安静を保ち、翳風や内関を極めてソフトに触れる程度にとどめる配慮が求められる。