失敗しない和歌山お土産選び!王道銘菓と隠れた名品を徹底取材
南紀のリゾート地として名高い白浜町。青い海と白い砂浜が広がるこの地で、半世紀以上にわたり圧倒的な支持を集めるのが株式会社福菱(銘菓かげろう)である。サクッとした極めて繊細な表面の歯触りと、内側に閉じ込められたふわふわの生地、そしてまろやかなクリーム。一口食べれば、まるで陽炎のように儚く消えゆく独特の食感は、世代を超えて人々を魅了し続けている。
観光・菓子製造産業が活気づく南紀白浜エリアでは、近年このクラシックな名菓に新たな息吹が吹き込まれている。本店限定で提供される季節の生クリームをサンドした「生かげろう」は、開店前から行列ができるほどの熱気だ。旅の移動拠点となる南紀白浜空港の売店でも、搭乗直前に買い求めるビジネス客や観光客が後を絶たない。
さらに近年は、地元の柑橘類である三宝柑やじゃばらを用いた新世代のショコラやフィナンシェが台頭している。海沿いのパティスリーが手がけるこれらのスイーツは、柑橘特有の鮮烈な苦味と果汁の酸味を見事に昇華させており、白浜の新しい定番として確固たる地位を築きつつある。