侍タイムスリッパーで激変!山口馬木也が魅せる本物の殺陣と素顔
山口馬木也は決してポッと出のスターではない。数多の時代劇ファンにとって、彼は長年スクリーンやテレビの向こう側で信頼を勝ち取ってきた孤高の職人だ。池波正太郎原作の名作『剣客商売』における秋山大治郎役で魅せた若き日の鋭利な眼差しは、今なお語り草となっている。
伝統の重圧が息づく東映京都撮影所。数々の名優たちが鎬を削ったその土を踏み鳴らし、所作の一つひとつを身体へ叩き込んできた。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で見せた源範頼の悲哀に満ちた熱演も記憶に新しい。名作の屋台骨を支え続けてきた地道な蓄積が、劇的な開花をもたらしたのだ。