昭和・平成を揺るがした「視聴率女王」の光と影:細木数子の巨額ビジネスと真偽をめぐる検証
細木数子の代名詞である「六星占術」は、中国古来の易学や四柱推命をベースに彼女独自のアレンジを加えたものとされている。しかし、専門家の間では「他人の学説や占術を切り貼りしただけ」「学術的な根拠に乏しい」という厳しい評価も少なくない。
それでも毎年ミリオンセラーを記録した背景には、万人に当てはまる曖昧な表現で信じ込ませる「バーナム効果」の巧みな利用があった。誰にでも周期的に訪れる不調や災難をすべて「大殺界」のせいにすることで、人々は安心感と依存心を抱き、書籍や関連グッズを購入し続けたのだ。