日本1号店の歴史と現在地!セブン豊洲1丁目店にみる成功の真髄
1970年代前半、日本にアメリカ型の大型ショッピングセンターが台頭する中、街の個人商店は生き残りの危機に瀕していた。当時、イトーヨーカ堂の経営幹部だった鈴木敏文は、アメリカ視察で出合った小型店舗の仕組みに着目する。「大型店と中小店舗の共存共栄は可能だ」という強い確信のもと、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(当時のヨークセブン)を設立。日本1号店として選ばれたのが、山本氏が店主を務めていた豊洲の酒屋だった。
開店初日、最初に売れた記念すべき商品は「800円のサングラス」だったというエピソードは有名だ。当時の営業時間は朝7時から夜11時まで。深夜営業が当たり前ではない時代において、このスタイルは画期的だった。既存問屋からの仕入れ拒否や商品配送の遅延など、現場の苦労は想像を絶するものだったが、徹底した品揃えの工夫と配送の効率化により、前例のないリテールイノベーションを結実させた。