青の衝撃:2026年、なぜ私たちは「青いグラス」に魅了されるのか?夜の街とSnsを席巻するネオ・ミクソロジー最前線
青いお酒といえば、かつてはブルーキュラソーに代表される合成着色料の鮮やかな青を連想する人が多かったはずだ。しかし、現在のトレンドを牽引しているのは、徹底してナチュラルさにこだわったボタニカル素材である。その代表格が、タイ原産のハーブ「バタフライピー(蝶豆)」や、中南米などで採取される微細藻類「スピルリナ」から抽出された天然の青色色素だ。
特にバタフライピーに含まれるアントシアニンは、レモンやライムなどの柑橘を加えることで酸性に傾き、鮮やかな青から妖艶なパープルへと劇的な変化を魅せる。この「移ろい」のプロセスそのものが、カクテル体験のハイライトとなるのだ。さらに近年では、スーパーフードとしても知られる青色スピルリナを用いた、ヘルシーでクリアな味わいのボタニカルカクテルも脚光を浴びている。体に優しく、見た目にも美しい。健康志向とクラフト文化が融合した結果が、現在の「オーガニックな青」なのだ。