ピンク・レディー『スタ誕』伝説の真相!奇跡の合格劇とデビュー秘話
『スター誕生!』の審査員長を務めていた作詞家・阿久悠と、新進気鋭の作曲家・都倉俊一。二人はオーディション当時の未唯mieと増田恵子の中に、既存の枠組みを破壊する強烈なエネルギーを感じ取っていました。
当時のアイドル界は、清楚で可憐な「清純派」が主流を占めていました。しかし阿久悠は、二人の健康的な脚線美、野生味すら感じさせる芯の通った眼差し、そして何よりどんなリズムにも柔軟に適応する身体能力に着目。「彼女たちを既存のお人形のようなアイドルにしてはならない」という確信を抱きます。
一方、都倉俊一も二人の声質が重なり合ったときに生まれる倍音と、リズムの推進力に驚嘆。メロディよりもビートとグルーヴを前面に押し出した、当時の歌謡界ではタブー視されていたアメリカン・ポップスやディスコ調の楽曲をぶつける構想を密かに練り上げていました。審査員たちの鋭い審美眼によって、彼女たちの潜在能力は爆発的なプロデュースワークへと引き継がれていきました。