ミスターラグビー没後10年、父の背中を追った葛藤と選択——平尾誠二の息子・昂大が語る「家族の記憶」と新たな歩み
父の闘病と早すぎる死は、昂大氏のその後のキャリア形成に決定的な影響を与えた。身近な肉親の死を間近で経験したことが引き金となり、彼は医療やヘルスケア関連の領域へと足を踏み出すことになる。
「病に苦しむ人やその家族のために、自分ができることは何か」。その問いに対する答えが、現在の彼の仕事へと直結している。ラグビーのボールを抱えて走るのではなく、医療や健康の現場で人々の生命と生活を支える。形こそ違えど、社会に対して真摯に向き合うその熱量と哲学は、間違いなく父・誠二氏の魂を引き継いでいる。