名優・古尾谷雅人の息子が歩む激動の軌跡、父の遺志と家族の独占真相
息子の軌跡を語る上で、父・古尾谷雅人が遺した映画史的功績を無視することはできない。1980年、大森一樹監督の『ヒポクラテスたち』で主演を務め、日本アカデミー賞協会をはじめとする数々の映画賞で新人賞を総なめにした鮮烈なデビュー。松竹映画をはじめとする名作群で放った圧倒的な存在感は、日本映画界に新たな風を吹き込んだ。
平成に入ると、テレビドラマ『金田一少年の事件簿』で演じた剣持勇警部役が全国的な人気を博した。無骨でありながら温かく、主人公・金田一一を支える頼れる刑事像は、今なお多くの視聴者の脳裏に焼き付いている。シリアスな演技から人情味あふれるキャラクターまで、硬軟自在に演じ分けた父の変幻自在な演技力。その記憶は、息子にとっても生涯色褪せることのない道標であり続けている。