路地裏に眠る歴史の記憶!大阪あそ歩の最新ルートと穴場マップ解禁
このユニークな取り組みの原点を辿ると、観光プロデューサーの陸奥賢氏の存在に行き着く。同氏が提唱した「市民全員がガイドであり、街全体が博物館である」というコンセプトは、それまでの上からの観光開発とは一線を画す画期的な発想であった。
制度設計の核となった大阪あそ歩コミュニティ・ツーリズム事業は、地域住民が自立的に地元の歴史や文化を掘り起こし、発信する仕組みを構築した。現在はNPO法人大阪あそ歩へと発展・継承され、何百もの多様なウォーキングコースを生み出し続けている。住む人が自発的に愛着を持ち、語り部となるこのモデルは、持続可能な観光の理想形として全国各地のまちづくり団体のお手本となった。