良かれと思った習慣が仇に?歯磨き過多の落とし穴と正しい守り方

良かれと思った習慣が仇に?歯磨き過多の落とし穴と正しい守り方

良かれと思った習慣が仇に?歯磨き過多の落とし穴と正しい守り方についての真相をご紹介します。

日本国内における口腔意識は、ここ数十年で劇的に向上した。厚生労働省と日本歯科医師会が推進してきた「8020運動(80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという取り組み)」の達成率は、いまや50%を大きく超えている。かつてのように「高齢になれば総入れ歯」という時代は過去のものとなった。

しかし、歯が残るようになったからこそ生じる新たな課題が浮き彫りになっている。残存歯数が増えたことで、歯周病学の知見からは「残った歯と歯茎をいかに傷つけずに維持するか」という質の管理が問われるようになった。ただ磨けば良いという量的なケアの時代は終わりを告げている。

日本歯科医師会をはじめとする専門家団体が現在発信を強めているのは、予防歯科の正しいアプローチだ。むし歯菌や歯周病菌の温床となるプラーク(歯垢)は、粘着性があるものの、本来は毛先が適切に触れさえすれば軽い力で十分に除去できる。力で擦り落とすのではなく、毛先の弾力を生かして「払い落とす」感覚への意識改革が求められている。

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小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

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