楽天株価V字回復の真実:モバイル黒字化と2026年社債決戦の裏で何が起きているのか
楽天グループの業績を長年圧迫し続けてきた「モバイルの影」が、ついに薄れつつある。契約者数が1,000万件の大台を突破し、ARPU(1ユーザーあたりの平均収入)の上昇が確認されたことで、モバイル単体での単月黒字化が現実のものとなった。これにより、他部門の利益を全て飲み込んでいた巨大な赤字の穴が塞がれた意味は計り知れない。
市場関係者の間では、この「負の出血のストップ」こそが株価底打ちの最大の原動力だったと分析されている。かつて年間数千億円規模のキャッシュアウトを懸念していたヘッジファンド勢も、売りポジションの買い戻しを余儀なくされた。数字が示す「底打ち感」は、投資家心理を冷やし続けていた最大の心理的障壁を取り払った格好だ。