専門医が本音で明かす頭痛薬の選び方!もう市販薬で迷わない基準
頭痛治療の第一歩は、敵を知ることから始まる。日本頭痛学会の診療ガイドラインでも示されている通り、日常的に起こる頭痛(一次性頭痛)は大きく3つに分類され、それぞれ痛みのメカニズムが根本から異なる。
最も身近でありながら見過ごされやすいのが「緊張型頭痛」だ。首や肩の筋肉が過度に緊張し、血流が滞ることで後頭部から側頭部にかけて締め付けられるような重だるい痛みが続く。パソコン作業や長時間のスマートフォン利用、精神的ストレスが主な引き金だ。
対照的に「片頭痛」は、脳の血管周囲にある三叉神経が刺激され、血管が拡張して炎症を起こすことで生じる。脈拍に合わせて「ズキン、ズキン」と波打つような激痛が走り、光や音、匂いに過敏になったり、吐き気を伴ったりするのが典型的な特徴だ。動くと痛みが強まるため、暗い静かな部屋で休む必要がある。
そして、最も痛烈とされるのが「群発頭痛」だ。「目がえぐられるような」と形容されるほどの片側の激痛が、一定の期間(群発期)に毎日のように特定の時間帯に現れる。群発頭痛に関しては、一般的な市販薬での対処が極めて困難であり、早期に専門の医療機関を受診して酸素吸入や専用の注射薬などの処方を受ける必要がある。