「今あなたの後ろにいるの…」メリーさん怪談の真相!恐怖の元ネタと撃退法
メリーさんの都市伝説が日本全国へ爆発的に広がったのは、1980年代後半から1990年代初頭にかけてのことです。当時、家庭へのプッシュホン電話の完全普及や深夜ラジオブーム、学校の怪談ブームが重なり、子どもたちの間で口承文学として瞬く間に定着しました。
発祥の地については諸説あり、横浜や神戸などの港町に建つ洋館エリアを発祥とする説や、関西圏のローカルラジオの投稿コーナーから火がついたという説が存在します。この怪談の原型には、大きく分けて2つのルーツが影響していると考えられています。
1つ目は、アメリカの有名な都市伝説「ベビーシッターと上の階の男(The Babysitter and the Man Upstairs)」です。子どもを寝かしつけたベビーシッターに不気味な男から脅迫電話が何度もかかり、警察に通報して逆探知したところ「電話の発信元はあなたが今いる家の中(上の階)です」と告げられる古典的ホラープロットです。この「電話の相手が実はすぐそばにいる」という恐怖構造が、日本の人形信仰と結びついたと見られています。
2つ目は、タカラ(現タカラトミー)が提供していた「リカちゃん電話」にまつわる噂です。電話をかけるとキャラクターの録音メッセージが聞ける人気サービスでしたが、少女たちの間で「夜中に掛けると怖いメッセージが流れる」「捨てた人形から逆に掛かってくる」といった派生の怪談が生まれ、それが洋風の名前である「メリーさん」へと転生したという見解が有力です。