激変する南国楽園の裏側!セブ島リゾート最新事情と現地のリアル
ビーチの喧騒から車を走らせてセブ市街の中心部へ向かうと、500年を超える重厚な歴史が姿を現す。1521年に世界一周の途上でこの地に到達したポルトガルの探検家フェルディナンド・マゼランが建てたとされる木製十字架「マゼラン・クロス」は、今も多くの巡礼者と観光客を引きつけてやまない。
そのすぐ隣に鎮座するサント・ニーニョ教会は、フィリピン最古のカトリック教会として知られ、奇跡を起こすと信じられている幼きイエス像(サント・ニーニョ)を拝むために長い列ができる。日曜日の礼拝ともなれば、信者たちの祈りと熱気が堂内に満ちあふれ、圧倒的な信仰の力を肌で感じることができる。
一方で、マクタン島側には外来の侵略者を打ち倒した国民的英雄ラプ=ラプの巨大な像が誇らしげに海を見下ろしている。侵略と防衛、西洋文化と土着の誇りが複雑に絡み合い、それが現在のセブ特有の開放的で懐の深いホスピタリティの土台を形成しているのだ。