画面の向こうは罠?恋活アプリに怯える大学生と巧妙詐欺の実態

画面の向こうは罠?恋活アプリに怯える大学生と巧妙詐欺の実態

画面の向こうは罠?恋活アプリに怯える大学生と巧妙詐欺の実態の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

いま、若い世代を取り巻く出会いの現場では、これまでの常識を覆す悪質な手口が急速に進化している。かつて警戒されていたような粗暴な恐喝や分かりやすいサクラ行為は影を潜め、代わりに台頭しているのが、洗練されたプロフィールと親しみやすい会話で警戒心を解く「ステルス型」の罠だ。

典型的な事例が、歌舞伎町や渋谷、難波などの繁華街で頻発するぼったくりバーへの誘導だ。マッチングした相手から「知り合いがやっている隠れ家バーがある」「静かな店で落ち着いて話したい」と指定され、案内された薄暗い雑居ビルの一室で乾杯した瞬間、法外な請求へのカウントダウンが始まる。会計時に突きつけられるのは数十万円の明細書。支払いを躊躇えば、屈強な店員が現れてATMまで同行を強要される事案が後を絶たない。

さらに深刻なのが、将来への不安や経済的困窮につけ込む投資勧誘だ。親しみやすい先輩キャラを演じるアカウントが「学生のうちに資産形成を学んでおいたほうがいい」「月5万円の不労所得で生活が変わる」と甘言を弄し、高額な情報商材や実体のないバイナリーオプション取引へと引きずり込む。恋心や知的好奇心を巧みに人質に取るその手口は、一度足を踏み入れた若者の日常を容赦なく破壊していく。

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池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。