横浜の街を揺らす圧倒的重低音――結成27年目を迎えた「横浜 ブラス オル ケスター」が挑む新境地と世界の吹奏楽界に与える衝撃【2026年最新ルポ】
2026年5月に開催された第20回を超える節目の定期演奏会では、コンクール課題曲やクラシックの編曲作品だけでなく、現代吹奏楽の大作「交響曲第3番」(フィリップ・スパーク作曲)の全曲演奏に挑んだ。第4楽章のクライマックスでは、ホール全体の空気圧が変わるほどの音圧が客席を直撃した。
終演後、ロビーは興奮冷めやらぬ観客で埋め尽くされていた。「アマチュアの演奏とは思えないほど集中力が素晴らしく、管楽器の一音一音に魂が宿っていた」と話すのは、都内から駆けつけた40代の吹奏楽ファンだ。コンクールの厳しい枠組みから解放された定期演奏会だからこそ発揮される、自由で情熱的な音楽表現。それこそが、長年のファンを惹きつけて止まない魅力の真髄だろう。