豪首相の決断がインド太平洋の勢力図を変える:安全保障と資源外交で挑む日豪「新時代」の激震
エネルギー転換の足音は重い。だが、オーストラリアはその変化を巨大なビジネスチャンスへと塗り替えようとしている。鉄鉱石や石炭の供給国という従来の顔から、クリーンエネルギーの大国への脱皮だ。
特に日本へのグリーン水素および液化アンモニアの供給プロジェクトは、2026年に入り本格的な実証段階から商業運用のフェーズへと移行した。脱炭素の目標達成に追われる日本にとって、豪州からの安定的かつクリーンなエネルギー輸入は喉から手が出るほど欲しい生命線である。環境保護派と既存の資源産業双方からの圧力を受けながらも、現実的なラインを見極める政治的立ち回りが試されている。