高血圧の人が絶対避けるべきサプリとは?医師が警告する危険な成分
メンタルケアや不眠対策として広く市販されている「セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)」は、降圧治療において最も警戒すべき成分の一つだ。このハーブに含まれるヒペルフォリンなどの成分は、肝臓の薬物代謝酵素「CYP3A4」や小腸のトランスポーターを強力に誘導・活性化する。
これが何を意味するか。日本で高血圧症治療の第一選択薬として頻用されるカルシウム拮抗薬(アムロジピンなど)が、体内へ吸収された直後に猛スピードで分解・無毒化されてしまうのだ。結果として血中濃度が激減し、処方薬を正しく飲んでいるはずなのに血圧が一切下がらないという治療抵抗性の状態に陥る。医師が増量を検討する陰で、実はサプリメントが薬効を完全に打ち消していたという構図は、医療現場で現実に起きている。