遠藤憲一の学歴と生い立ちに迫る!高校中退の理由と無名塾の挫折秘話
無名塾を脱退後、遠藤さんは劇団宝童などを経て映像の世界へと本格的に飛び込みます。しかし、中卒でコネも実績もない無名俳優の前に立ちはだかったのは、20代から30代にかけての過酷で長い下積み時代でした。
鋭い目つきと彫りの深い顔立ちから、舞い込む役柄はチンピラ、ヤクザ、凶悪犯、サイコパスといった悪役ばかり。Vシネマや刑事ドラマの犯人役を中心に、年間何十本もの現場を泥臭くこなす日々が何年も続きました。時には過激な暴力描写やハードなアクションシーンで生傷が絶えない時期もありましたが、遠藤さんは現場で徹底的に演技力を磨き上げていきました。
転機が訪れたのは40代半ばを過ぎた頃です。映画監督の三池崇史さんや脚本家の宮藤官九郎さんらの作品への出演を機に、その強面を逆手に取った「コワモテなのに気弱」「ピュアで愛嬌がある」というギャップの魅力が開花します。
ドラマ『民王』での総理大臣役や『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』の海老名教授役などで大ブレイクを果たし、50代・60代にしてCM契約社数がトップクラスに躍り出るという、日本のエンタメ界でも稀に見る遅咲きの快進撃を成し遂げました。