「単なるブーム」は終わった――2026年、変貌するK-Popグローバル市場のリアルと地殻変動
すべてが順調に見えるK-POPのグローバル展開だが、足元では深刻な歪みも生じている。その筆頭が、ダイナミック・プライシング(変動料金制)の導入によるチケット価格のハイパーインフレだ。アメリカやヨーロッパでのスタジアムツアーにおいて、チケット代が数千ドルにまで跳ね上がるケースが常態化しており、現地の若いファンからは悲鳴が上がっている。
「ファンを単なる集金システムとして見ているのではないか」。こうした不満は、SNS上でハッシュタグキャンペーンとして拡散されることも少なくない。過剰なランダムグッズの販売や、何バージョンもリリースされるCDなど、商業主義が行き過ぎた結果として、かつての熱狂的なファンダムが徐々に疲弊し始めている現実は無視できない。