車の一括とローンどっちが得?金利上昇期に手元資金を残す裏ワザ
自動車の分割払いには、大きく分けて販売店経由の「ディーラーローン」と、銀行や信用金庫が提供する「マイカーローン」の2系統が存在する。利便性と引き換えに設定される手数料水準の違いは、買い手が想像する以上に重い。
トヨタファイナンス株式会社をはじめとする自動車メーカー系金融会社や、株式会社オリエントコーポレーションなどの大手信販会社が手がけるディーラーローンは、審査スピードの速さと手続きの平易さが最大の武器だ。しかし、実質年率は4%から8%前後に設定されるケースが多く、銀行系マイカーローンの1.5%から3%前後と比較すると大きな開きがある。
400万円を5年(60回払い)で借り入れるケースを想定してみよう。実質年率2.0%の銀行マイカーローンであれば総利息は約20万円強に抑えられるが、年率6.5%のディーラーローンを組んだ場合、支払利息だけで約70万円近くまで膨らむ。わずかな手続きの手間を惜しんだ代償として、約50万円の金銭差が生じる計算だ。この利息格差の存在を知らずに購入手続きを進めることこそ、最も警戒すべき落とし穴と言える。