半蔵門線アスベスト問題の真相 撤去作業の現場と乗客への健康影響
アスベストの取扱いや撤去作業には、極めて厳しい法規制が適用されている。国土交通省は鉄道施設の安全管理指針において、基準を超える石綿飛散防止対策の徹底を各事業者に要請。解体や改修工事の際には事前調査と施工計画の提出を義務付けている。
一方で、作業員の安全確保と環境汚染防止を担当する厚生労働省も、労働安全衛生法および石綿障害予防規則に基づき、作業エリアの負圧化(外部への粉塵流出を防ぐ空気圧制御)や防塵マスクの着用を厳格に指導する。鉄道事業者と建設・環境衛生産業がタッグを組み、国家基準に即した安全防護壁を二重三重に築くことが法律上も要求されているのだ。