「Ol」は差別用語か?職場で消えた理由と言い換えの新常識

「Ol」は差別用語か?職場で消えた理由と言い換えの新常識に関する質問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

歴史の針を巻き戻すと、この言葉の出自そのものがひとつの社会運動だった。1960年代初頭、働く女性を指す言葉は「BG(ビジネスガール)」が主流だったが、これが英語圏で売春婦を意味する隠語(B-girl)に通じるとして問題視された。そこで1963年、週刊誌『女性自身』が読者公募を行い、圧倒的な支持を集めて誕生したのが「オフィスレディ」、すなわち「OL」である。

当時は女性の社会進出を寿ぐ先進的な響きを持っていた。しかし、半世紀を経てその文脈は完全に摩耗した。メディア界隈における態度の変化は極めて冷徹だ。日本民間放送連盟(民放連)の放送基準やガイドラインにおいて、性別による役割固定やステレオタイプを助長する表現の見直しが進み、NHKをはじめとする放送局の報道現場でも「OL」の使用は原則として避けられている。ニュース原稿では「会社員」「事務職の女性」といった客観的な属性への置き換えが定着して久しい。

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