健康診断の「所見あり」どう対応?専門医が教える真意と緊急対策
健康診断を受けた後に最も危険とされる行動は、「要再検査」の通知を机の引き出しに仕舞い込んで放置することだ。日本医師会は、二次検査の受診率向上が脳血管疾患や心疾患による突発的な労働災害を防ぐ要であるとして、積極的な医療機関受診を呼びかけている。
ここで重要な役割を果たすのが企業の産業医だ。労働安全衛生法に基づき、企業には健診結果に応じた事後措置が義務付けられている。産業医は、電子カルテや健診結果データを参照しながら受診者の業務負担を評価し、必要に応じて残業の制限や勤務体系の変更を助言する。職場の産業医や地域の主治医と密に連携を取る姿勢こそが、突然の体調変化を防ぎ、長期的で安定したキャリアを守る防壁となる。