桑田佳祐の長男・桑田祐宜の知られざる姿。ロックバンド解散から10年、表舞台を去った彼の覚悟と2026年のリアル
桑田祐宜という名が音楽ファンに広く知れ渡ったきっかけは、2012年に本格始動した「READ ALOUD」だった。結成当初、彼は親の名前を隠してライブを行っていた。二世というレッテルで評価されることを激しく嫌ったからだ。
下北沢や渋谷のライブハウスを中心に地道な活動を重ね、自力で集客を増やしていった。直球のオルタナティブ・ロックを奏でる彼らのサウンドは本物だった。しかし、活動が軌道に乗り始めた頃、メディアによって偉大な父親の存在が露呈する。周囲の視線は一変した。どれだけ真摯に曲を作っても「桑田佳祐の息子」というラベルがつき纏う。その重圧は、若きミュージシャンにとって想像を絶するものだった。