連合赤軍・森恒夫の狂気と最期|獄中自死の真相と未公開手記の衝撃
森恒夫の歩みは、日本の新左翼運動が過激化と自壊を繰り返した歴史そのものだ。彼はもともと、武力蜂起と世界革命を掲げた共産主義者同盟赤軍派の活動家だった。だが、指導部の相次ぐ逮捕によって図らずも組織のトップへと押し上げられたに過ぎない。強烈なカリスマ性を持たない彼が権力を掌握した瞬間から、悲劇の歯車は狂い始めた。
1971年、赤軍派は永田洋子率いる革命左派(京浜安保共闘)と合流し、連合赤軍を結成する。思想的にも運動方針的にも水と油だった二つの過激派。その歪な結合を束ねるため、森が編み出したのが「共産主義化」という名の絶対的踏み絵だった。弱さを見せる者は許されない。革命戦士としての覚悟を証明せよ。その果てしない精神主義が、地獄への扉を開いた。