平屋のコの字型二世帯住宅の魅力!中庭の距離感・費用と失敗しない間取り
洗練された外観と高いプライバシー性から憧れの的となるコの字型平屋ですが、設計時の配慮不足によって「こんなはずではなかった」と頭を抱えるケースも存在します。平屋の二世帯・コの字で後悔しがちなデメリットを事前に把握し、確実な対策を講じておきましょう。
① 中庭の水はけ・湿気問題
三方を建物に囲まれた中庭は、雨水が滞留しやすい構造です。とくに近年のゲリラ豪雨や台風の際には、排水溝の詰まりによって中庭がプール状態になり、床下浸水のリスクが生じる恐れがあります。土壌の水はけを良くする暗渠(あんきょ)排水の設置や、十分な容量を持つ集水枡の設置、中庭部分にしっかりとした勾配をつけることが絶対条件です。
② 北側リビングの採光不足
コの字の開口部が向いている方角によっては、建物自身の影によって中庭や対面の居室が一日中暗くなってしまう場合があります。南側に開口を向ける配置が理想的ですが、敷地条件で難しい場合は、ハイサイドライト(高窓)や天窓(トップライト)、勾配天井を駆使して上部から自然光を取り込む工夫が欠かせません。
③ 室内を移動する際の動線の長さ
コの字型は端から端への移動距離が長くなりがちです。「親世帯の様子を見に行くのにぐるりと大回りしなければならない」といった不満を防ぐため、中庭にウッドデッキを敷き詰めて両翼をダイレクトに行き来できるアウトドア通路を設けるアイデアが非常に有効です。