大阪で過去最大の地震は?震度6弱の真実と直下型・南海トラフの脅威
大阪の地下構造は、地質学的に見て非常に複雑かつ揺れが増幅しやすい特徴を備えています。日本列島を取り巻くプレートテクトニクスにおいて、関西地方は強固なユーラシアプレートの上に位置していますが、その南側からフィリピン海プレートが年間数センチのペースで斜め下へと沈み込んでいます。
このプレートの沈み込み運動によって西日本全体の地殻に強大な東西方向の圧縮応力(押し縮める力)がかかり続けています。その歪みが限界に達した際に引き起こされるのが、以下の2つの異なる地震メカニズムです。
- 海溝型地震(南海トラフ巨大地震など):沈み込むフィリピン海プレートと陸側のプレート境界が跳ね上がることで発生する広域巨大地震。
- 内陸地殻内地震(直下型地震):プレートの圧縮力によって陸側の地殻内部に亀裂が入り、活断層がずれることで発生する直下型地震。
さらに、大阪平野は淀川や大和川が運んだ厚い沖積層(軟弱な粘土や砂の地層)に覆われているため、「大阪堆積盆地」と呼ばれるすり鉢状の地下構造を形成しています。この軟弱地盤は地震波を内部で反射・増幅させやすく、震源から離れていても揺れが長引き、局所的に震度が大きくなる傾向があります。