オホーツクの要衝で今起きている変革、美幌峠と移住戦略の全貌
標高525メートルの頂から見下ろす屈斜路湖は、言葉を失うほどの圧倒的な青を湛えている。美幌峠レストハウスぐるっとパノラマ美幌峠再整備プロジェクトの結実により、この象徴的な展望エリアは劇的な進化を遂げた。老朽化した施設はモダンで機能的な空間へと生まれ変わり、地元の木材をふんだんに使った温もりあるラウンジからは、360度の大パノラマと季節ごとに表情を変える雲海をダイナミックに楽しむことができる。
美幌観光物産協会が手がけるオリジナルスイーツや、地元産小麦を使った焼きたてのベーカリーを求める人々で館内は連日賑わう。現在、観光・インバウンド産業の回復と拡大の波に乗り、アジアや欧米からの個人旅行者が目に見えて増加した。国内の大手旅行予約プラットフォームであるじゃらんnetでも、峠周辺の宿泊・体験プランが高い予約率を記録し続けている。ただ景色を眺めて立ち去る場所から、半日かけて五感で自然を味わい尽くす滞在型デスティネーションへと完全に脱皮した。