お酒の常識崩壊?厚労省新ガイドラインが暴く適量の真実と算出法

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万人共通の安全な量が存在しない以上、個人が自らの限界値を把握することは必須の教養といえる。純アルコール量の基本計算式は至って明快だ。

「摂取量(ml) × アルコール度数(%) ÷ 100 × 0.8(比重) = 純アルコール量(g)」

例えば、アルコール度数5%のビール350ml缶なら「350 × 0.05 × 0.8 = 14g」、度数9%のストロング系チューハイ500ml缶なら「500 × 0.09 × 0.8 = 36g」となる。後者を1本空けただけで、男女問わず1日の推奨上限を遥かに突破してしまう。

さらに見過ごせないのが、日本人の遺伝的特質だ。有害物質アセトアルデヒドを分解するアルコール代謝酵素(ALDH2)の働きが弱い低活性型が、日本人には約4割も存在する。日本プライマリ・ケア連合学会の専門医らも警鐘を鳴らす通り、顔が赤くなる体質の持ち主は、少量の飲酒であっても食道がんや咽頭がんの罹患率が数倍に跳ね上がる。計算上の数字に加え、自らの遺伝子型を考慮した「リスク回避の引き算」こそが、真のパーソナライズされた摂取量だ。

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