「々」の正式な読み方は?単体の呼び名とスマホ入力の裏ワザ解説
「々」がこれほど広く使われているにもかかわらず、公的な扱いには常に奇妙なジレンマがつきまとってきた。文化審議会国語分科会による常用漢字表改定プロジェクトにおいても、「々」は漢字表本体のリストには収められていない。あくまで「付随する記号」という位置づけを崩していないためだ。
一方で、情報処理の世界では記号として厳格な規格化が求められた。文字コード規格であるJIS X 0213において、「々」は1面1区24点(区点コード)に割り当てられ、非漢字の記号群として正式に定義されている。国語施策上の「非漢字」という建前と、情報処理上の「文字データとして扱わなければならない」という要請の狭間で、綿密な調整が行われてきた歴史がある。