溺れるナイフ菅田将暉の神がかり演技!小松菜奈と刻んだ撮影真相
映画の核心を成すのは、東京から田舎町に越してきた美少女モデル・望月夏芽を演じた小松菜奈と、菅田将暉との凄まじい火花だ。二人が対峙する場面の数々は、単なる演技の範疇を超え、互いの魂をぶつけ合うドキュメンタリーのような緊迫感を放つ。従来の甘美な青春ラブロマンスの枠組みを根底から破壊するエネルギーがそこにあった。
撮影現場での二人は、馴れ合いを一切排除した独自の緊張感で結ばれていたという。火祭りの夜、決定的な破滅へと突き進むシーンの撮影では、感情が高ぶるあまりカットがかかった後もしばらく言葉を交わすことができなかった。お互いを高め合い、同時に追い詰め合うような極限の共演関係。小松菜奈の持つ圧倒的な透明感と菅田の破壊衝動が真っ向から衝突したからこそ、観る者の息を止める名場面が連続して結実したのである。