なぜ笑える?おかっぱ芸人の現在と髪型に秘められた衝撃の舞台裏
大手芸能プロダクションの戦略を見渡すと、所属芸人のビジュアルプロデュースには明確な哲学の違いが垣間見える。
吉本興業は、劇場という現場でお客さんの生きた反応を見ながら芸人を育てる。蛍原徹やひょっこりはんのように、劇場の舞台上で最もウケるフォルムを探り当てた者がそのまま全国区へと駆け上がっていく土壌がある。笑いのためなら自らの容姿を極限まで戯画化することも厭わない、泥臭くも骨太な芸人魂が息づいている。
一方、バナナマンが所属するホリプロコムは、単なる記号的な面白さにとどまらず、コントとしての完成度や洗練されたパッケージングを重視する傾向が強い。日村勇紀のおかっぱは、設楽統が構築する緻密なコントの世界観を成立させるための重要なピースとして磨き上げられてきた。バカバカしさとスタイリッシュさの絶妙な同居。事務所ごとのカラーが、おかっぱ芸人たちの佇まいにも色濃く反映されている。