木山裕策「Home」の誕生秘話と家族の絆!がん克服の軌跡と2026年現在
日本中を涙で包んだ名曲の出発点は、まさに人生の暗闇の中にありました。木山裕策さんが36歳のとき、左側の首に違和感を覚えて受診した病院で宣告されたのは甲状腺がんでした。
医師から告げられた治療法は腫瘍の摘出手術でしたが、そこには「手術の過程で声帯神経を傷つけ、声が出なくなる、あるいはかすれ声になってしまうリスクがある」という過酷な現実が伴っていました。当時、幼い4人の子どもを抱える一家の大黒柱。歌うことが何よりも好きだった木山さんにとって、声を失う恐怖は計り知れないものでした。
不安に押しつぶされそうな木山さんを支え続けたのが、誰よりも力強く寄り添った妻の励ましでした。「命さえあれば何とかなる」と背中を押された木山さんは手術を決断。無事に腫瘍の摘出に成功したものの、術後はしばらく思うように声が出ない苦しいリハビリの日々が続きました。
「もし再び声が出るようになったら、自分の生きた証として、パパが歌っていた声を子どもたちの記憶に残したい」。命拾いをした実感とともに湧き上がったこの強い覚悟こそが、名曲『home』が誕生する最大の原動力となったのです。