目黒区虐待死事件の真相と両親の現在|結愛ちゃんのノートが問う教訓
結愛ちゃんが命を落とすまでの経緯を時系列で振り返ると、行政や専門機関が介入するチャンスが何度もあったことが分かります。
【2016年〜2017年:香川県善通寺市での生活】
結愛ちゃんは母親の連れ子として雄大と養子縁組を結びました。香川県在住時から雄大による暴力は始まっており、近隣住民からの通報によって香川県西部子ども相談センター(児童相談所)が2度にわたり結愛ちゃんを一時保護しました。しかし、保護が解除された後も家庭内の暴力は収まらず、香川県警は雄大を傷害容疑で2度書類送検(いずれも不起訴)していました。
【2018年1月:東京都目黒区へ転居】
一家は東京都目黒区へ転居しました。香川の児相から東京都の品川児童相談所へと事案の引き継ぎが行われましたが、この際に「危険度の認識」が十分に共有されず、緊急性の高いケースとして処理されませんでした。
【2018年2月9日:最後の接触機会】
品川児相の職員が目黒区の自宅を訪問したものの、母親の優里が「関わってほしくない」と面会を拒否。職員は室内に入って結愛ちゃんの無事を目視で確認することなく引き返しました。
【2018年2月下旬〜3月2日:急激な衰弱と死亡】
顔や身体に殴打によるアザが増えたため、発覚を恐れた両親は外出を完全に禁じました。結愛ちゃんは嘔吐を繰り返すほど衰弱していましたが、病院へ連れて行けば虐待がバレるという理由で放置され、3月2日に息を引き取りました。