モロー反射はいつまで続く?ビクつく原因と点頭てんかんの見分け方

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赤ちゃんの体が勝手に反応する無意識の動きは、医学界において「原始反射」と呼ばれる。この現象を1918年に初めて体系的に報告したのが、オーストリアの小児科医エルンスト・モローだ。彼の名にちなんで名付けられたこの反応は、小児神経学の領域で赤ちゃんの脳幹や中枢神経の発達段階を評価する極めて重要な指標として扱われ続けている。

標準的な発達経過をたどる場合、モロー反射は生後間もない新生児期から生後2ヶ月頃にかけてピークを迎える。その後、大脳皮質の発達に伴って自発的な運動機能が成熟し、生後3ヶ月から4ヶ月頃になると徐々に目立たなくなり、首がすわる時期と重なるように自然と消失していくのが一般的だ。

足の裏を刺激すると親指が反り返るバビンスキー反射などと同様に、原始反射は赤ちゃんが成長するにつれて脳の上位中枢からの抑制を受けることで影を潜める。生後5〜6ヶ月を過ぎても強い反応が頻繁に持続している場合や、逆に左右差が極端に目立つ場合には、神経系や運動機能の発達評価を慎重に行う必要がある。

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