「うろ覚え」と「うる覚え」正しいのは?語源と誤用の理由を徹底解説
結論から明確に述べると、正しい表現は「うろ覚え」です。「うる覚え」は誤った言葉遣いであり、広辞苑をはじめとする主要な国語辞典にも見出し語として掲載されていません。
しかし現実には、「うる覚え」を正しいと思い込んで使っている人は決して少なくありません。文化庁が実施した「国語に関する世論調査」の過去のデータや各種言語意識調査を参照すると、本来の「うろ覚え」を使う人が全体の約7割〜8割を占める一方で、「うる覚え」と答えた人が約1割〜2割程度存在することが分かっています。
実に日本人の5人から10人に1人は「うる覚え」を標準的な表現だと誤認している計算になります。スマートフォンの予測変換でも「うろ覚え」と打てばスムーズに入力できますが、「うる覚え」では変換候補に出ない、あるいは誤用指摘が表示されるケースが大半です。